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市松模様の家
都市部において住宅外部に木材を採用するには、防火やメンテナンスの観点から多くの費用をかける必要がある。そこで北側の道路に面した駐車場に1.35mから2.85mの屋根と壁を跳ね出し、囲われた軒下空間をつくった。直射日光と雨から守る庇として、隣家の火災から守る防火壁としての役割をもち、住宅密集地でも安価に木材や木製窓を設置することを可能にしている。木壁と窓を市松模様に配置することで、特徴的な表情をつくると同時に、光が分散し安定的で明るい北側採光を実現している。内側は棚になっており、多趣味な家族がディスプレイをして楽しむ。外の環境と家族の日常に隣り合う木部の表情の変化を楽しんでもらいたい。
二世帯住宅・新築
所在地:東京都北区
面積:100.82㎡ / 竣工:2015.3
施工:伸栄
写真:鳥村 鋼一
※鹿内健建築事務所の意匠設計/監理 協力
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