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一橋大学空手道場

緑豊かな一橋大学構内に建つ空手道場。隣接する住宅街に練習時の声が響かないこと、環境負荷の少ないシステムが求められた。騒音に対する課題をクリアするためには、大きな開口を開けることができない。夏季でも大きく窓を開け放つことなく、同時にエアコンには頼らずに、快適な室内環境をつくりだすために導き出した答えが、北面にハイサイドライトと南面にガラリを設置することだった。切妻屋根を分割し、少しずつずらしながら北側妻面に4つの窓を設けた。北面のハイサイドライトは一日中やわらかな光を取り入れ、熱取得は最小限に抑えられる。一方、エントランス上部にある南側妻面に設けたガラリから風を取り込み、床下へ流し込んだ後、道場の床面から吹き出させる。吹き出された空気は、道場内の熱気と共に、そのほかの南側妻面ガラリから排気され、室内は風通しの良い木陰のような環境をつくり出している。

所在地:東京都国立市

面積:240.00㎡ / 竣工:2012.3

施工:大出産業

写真:阿野 太一

木下昌大建築設計事務所在籍時担当