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築100年住宅リノベーション  杜のはなれ「縁」

亡き両親から家と田畑を受け継ぎ、第三の人生をスタートされる夫婦の新たな拠点。視点を広げ、学びを深めてゆく場、家族と仲間にとって『ふるさと』を感じる場として、新しいものと古き伝統を併せ持つ新たな拠点へと設え直す。
建物外観の趣きはそのままに、耐震性能の向上を図りながら、LDKと水廻りは10名程度の利用の想定が求められた。そこで、小分けの部屋を統合し南北を貫く大ホールと、北から南へ大移動したキッチン、大人数でも動線がスムーズな回遊できる水廻りを計画した。ホール頭上には、100年以上支え続けた丸太梁を見ることができ、その下に4.5mの大テーブルがある。訪れた人が自然に腰をおろし活動の中心的な場所となる。明るく開放的なキッチンとの一体利用や、投影スクリーン、音響設備も備わり、夫婦の活動を広く支え後押しする。

建物を守りたいという夫婦の想いと、これから訪れる人たちによって、この先も建物の物語はつづいてゆくことだろう。

物語の記録はこちら >

古民家・リノベーション

所在地:山梨県北杜市

面積:184.81㎡ / 竣工:2021.12

施工:匠家 / 構造設計:田中哲也建築構造計画

写真:七條 香純

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